家元ご挨拶
梶井宮御流のいけばなとは、日本古来からの自然観と美意識を基に、命の輝き「華(はな)」を見出し、これを「いける(表現する)」ものです。
当流には、連綿と受け継がれてきた「古典花」と時代に即応した「現代花」とがありますが、どちらも花の命の輝きを美しく表現することを根底におき、指導しております。花と対峙するとき、花の命の儚さと同時に尊さを感じずにはいられません。いけばなは皆様の心と生活を豊かにするものです。日本が誇る伝統文化であるいけばなを学びながら、花のある生活が皆様のライフスタイルとなりますことを願っております。
日常の慌ただしさから離れ、植物との語らいのひとときを是非ご一緒致しましょう。

第二十一世家元 藤原素朝